中性脂肪と病気

食事の欧米化に伴って、肥満との関わりで中性脂肪の弊害が語られるようになった。肥満と言うと、判り易い病気としては糖尿病があるが、実は中性脂肪は様々な病気の原因となっている。中性脂肪は、善玉コレステロールを減らし悪玉コレステロールを増やすので、中性脂肪が過剰だと、血管にコレステロールが付着したり血液の粘ちょう度が高くなるのだ。

そして、血管の病気の代表格である動脈硬化を引き起こし、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤といった病気に発展する。これらの病気は糖尿病と高脂血症が合併した時も起こり易い。また、腎臓病・肝臓病・通風などの病気にも繋がる。大半の病気は血液が濁ることによって発症すると言われるが、この点で、中性脂肪が病気の元凶であることは多いのだ。

また、皮下脂肪に中性脂肪が蓄積されていない隠れ肥満が増えている。内臓や血液中に中性脂肪が貯まっているのだ。見た目太っていないので、病気が発症しない限りは中性脂肪を貯め込んでいる自覚がない。

中性脂肪が悪と言うわけではない、中性脂肪はエネルギー源として必要なものではある。しかし、飢えや寒さに耐え忍ぶ必要がない現代では、中性脂肪を蓄え過ぎることは病気を招くことになる。中性脂肪と病気との関係からも、最大の病気の予防は摂取ではなく排出なのだろう。デトックスが流行るわけだ。

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